これぞラブソングという定番の曲

「Can’t Help Falling In Love With You」といえば、もともとはエルビス・プレスリーが1961年に発表した大ヒット曲です。
現在でもエルビス・プレスリーの代表曲として街中で耳にすることが多い曲ですが、エルビス本人ではなく別の人が歌っているバージョンが聞こえてくることもよくあります。

名曲「Can’t Help Falling In Love With You」はこれまで数多くのアーティストがカバーをしてきており、日本でも何人かのアーティストがカバーをしてアルバムなどに収録していたりします。

実はこの曲は意外なことにエルビス・プレスリーの発表時には全米ビルボードで№1になったことはありません。
しかしその後にじわじわと人気曲として知られるようになっていったことで、カバー曲の方がチャートでトップをとったということもあります。

代表的なのがUB40による1993年のカバーで、こちらはビルボードに7週にわたりトップを維持しました。
日本でもこのとき洋楽ブームとして多く流れてきたのでこのときにこの曲を知ったというような人も多いようです。
そこからさらに時間が流れ、2002年にはスゥエーデンのポップ・グループであるA*Teensがカバーをするようになりました。

このA*Teens版はディズニーのアニメ映画である「リロ・アンド・スティッチ」の挿入歌になったということで有名になり、今の20代くらいの人にとっては子供の時によく聞いたお馴染みの曲ということになります。

バラードの歌詞にも注目して欲しいです

「Can’t Help Falling In Love With You」は究極のラブソングと言ってもよいくらい、歌詞にはとてもロマンティックな言葉が並べられています。
使われている歌詞はそれほど言葉が多くないのでちょっと英語が得意な人ならすぐに一緒に歌えてしまうというところも特徴です。

日本語訳の内容を簡単に説明すると、「世の中で何が起こってもあなたを好きにならずにはいられない」というようなことになります。
日本に最初に曲が紹介された時には、「Can’t Help Falling In Love With You」のあとに「好きにならずにいられない」という副題が付けられていたりもしましたが、まさにその一言に曲の全てが集約されていると言ってもいいでしょう。

色々な言葉を並べるのではなくとてもストレートに相手に対しての思いを歌っている曲なので、年代を問わずずっと多くの人の心を打ち続けているのではないかと思います。

年配の人も若い人も一緒に楽しめる曲

もう一つこの曲のよいところは、最初に日本に入ってきたのがエルビス・プレスリーによる1961年盤でありそれ以降2004年のA*Teensに至るまでたくさんの歌手によってカバーされてきたということです。
つまり今流行している曲のように、年配世代の人は聞いたことがないというような馴染みのない曲ではないということです。

誰でも一度は聞いたことがあるメロディなので、披露宴でも二次会でも耳にしただけでなんとなく懐かしくも幸せな気分になることができます。
曲もゆったりとしてノリがよいので、二次会の後半のちょっとまったりしてきたような時間帯にはぴったりです。