キャンドルリレーとは?
ヨーロッパでは、古くからろうそくには天使が宿り、ろうそくの火を吹き消すと願いがかなって幸せになると言い伝えられてきました。
天使が宿るキャンドル火を、ゲスト全員でつなげていき、最後に新郎新婦がキャンドルの火を吹き消して、みんなの幸せを祈るのがキャンドルリレーです。
照明を落とした会場に、暖かなキャンドルの火がいくつもともる様子はとてもロマンチック。
新郎新婦とゲストに神聖な気持ちをもたらし、結婚式のムードをぐっと高めてくれます。
結婚式の二次会にぴったりですね。
キャンドルリレーの進め方
一般的なキャンドルリレーの流れは、次のようになります。
新郎新婦が二次会会場に入場し、親しいお友だちから種火と呼ばれるキャンドルを受け取ります。
ゲストにはあらかじめ、キャンドルを渡しておきます。
司会者は、キャンドルリレーの目的や進め方を会場いるゲストに説明しましょう。
種火を持った新郎新婦はゲストのテーブルに進み、キャンドルの火をテーブルの代表者のキャンドルに移します。
火を受け取った人から順番に、隣の席の人のキャンドルにリレーしていき、火をテーブル全体に行き渡らせます。
新郎新婦が全てのテーブルに火を移し終え、ゲスト全員のキャンドルがともったら、自分たちのテーブルへと進みます。
そして最後にメインとなるウエディング・キャンドルに種火を移して、すべてのキャンドルへの点火を完了させるのです。
ウエディング・キャンドルに火がともったら、今日参加してくれたゲストの幸せと、新郎新婦の幸せを祈って、新郎新婦と参加ゲスト全員で、キャンドルの火を吹き消します。
ウエディング・キャンドルはゲストのテーブルからよく見えるように、大きめのものを選んでくださいね。
司会者は厳かな雰囲気を演出しながら、キャンドルリレーの意味を説明し、うまく進行させていくのがコツです。
火を使いますから、安全には注意をしましょう。
司会者は火を安全に受け取る方法なども、しっかりと説明することが大切です。
キャンドルを吹き消すときは、あまり強く吹くとキャンドルから溶けたろうが飛び散ってヤケドをしたり、ドレスを汚したりしますから、そっとやさしく吹き消してください。
キャンドルリレーの種火や、ゲストに持ってもらうキャンドルは、安全に配慮したキャンドルリレー専用のものを使いましょう。
キャンドルリレーで使ったキャンドルは、ギフトボックスに入れてお土産に持って返ってもらうと思い出の品となるので、ゲストに喜んでもらえます。
お酒を飲んでみんなでわいわいと楽しく盛り上がるの二次会も楽しいのですが、それだけでは普通のパーティーと変わりません。
キャンドルリレーは結婚式ならではのセレモニーなので、プログラムに加えることで、二次会が意味深いものになります。
また、火をリレーしていくことで、ゲスト同士のきずなが深まるという効果も期待できますね。