一般の人も手軽にできるようになった仮装で二次会
ほんのちょっと前までは仮装やコスプレというと特殊な趣味のように世間から奇異な目を向けられることもありましたが、現在ではかなりそんな視線もゆるくなってきているようです。
これは毎年10月下旬に行われる仮装のお祭りであるハロウィンが日本でも定着してきたことや、アニメ・マンガ好きが行うコスプレがかなり大きな行事として開催されるようになったことが背景です。
おかげでネットなどではコスプレ専門の衣装を取り扱うレンタルショップが多く見られるようになっていたり、大きな百貨店や雑貨店に行くとパーティーグッズとして仮装用の衣装が販売されるようになりました。
特に若い世代ではコスプレや仮装に対しての抵抗感があまりないようで、ちょっとしたお祭りやイベントの時に仮装を入場の条件にしているようなこともあったりします。
そこで二次会プランとしておすすめしたいのが、そうした気軽に楽しむことができる仮装を取り入れるという方法です。
挙式や披露宴はフォーマルな場なのでしっかりした衣装にしなければいけませんが、これが二次会になればもっとゆるい衣装にしても問題ありません。
夫婦ともにコスプレ好きということなら尚更、同じような趣味の人を集めて開催することでとても盛り上がった式になることでしょう。
コンセプトを決めておくとまとまりができやすい
しかしただ「二次会は仮装で」といった案内をするだけでは参加をする人の方で衣装選びに困ってしまいます。
仮装といってもアニメやオカルト、時代劇や宮廷風などかなりたくさんの種類があるのでそれぞれが全く自由にしてもよいとなるとなんだかよくわからない会場になってしまいます。
より盛り上がった仮装二次会にするためには、あらかじめ何かコンセプトになることを伝えておくのがよい方法です。
夏場なら「浴衣」、10月なら「ハロウィン」といったように時期に合わせたものにすると、用意する方もわかりやすく違和感なく衣装選びができます。
もちろん夫婦が好きなジャンルがあるなら「忍者」や「動物」などちょっと変わった指定をすることもできます。
ちょっとした帽子やアクセサリーくらいでもみんなで衣装の一部を合わせるようにすることで場の一体感ができ、一緒にお祝いをするという雰囲気がつくりやすくなります。
衣装代などの気遣いを忘れないように
コスプレ・仮装二次会にするときに気をつけたいのが参加をする人たちに対しての気遣いです。
親しい友人などは披露宴も二次会も両方参加するという人もいるでしょうが、そうしたときにはかなり高額の衣装代を負担しなければいけません。
実際に仮装二次会を開催したという体験談を見てみると、「衣装代だけで10万円近くかかってご祝儀の額よりも高くなった」というようなこともよくあります。
それと仮装というのは誰もがみな一緒に楽しむことができるものというわけではなく、中にはそうしたおかしな洋服を着ることに抵抗感があるという人もいます。
一体感を出して楽しんでもらおうという趣旨のはずの仮装二次会も、そうした内心で迷惑を感じるような人がいるようでは意味がありません。
もし衣装代がかなりかかりそうな仮装二次会になるなら、あらかじめ披露宴にも出る人には衣装代としていくらか包んで渡しておいたりして相手に負担が大きくならないようにしてあげるべきでしょう。
それとどうしても仮装が苦手という人には無理に誘わないようにしたり、仮装することを強制したりすることがないようにするというのもホストとしてのもてなしになります。
二次会の幹事をお願いする人が悪乗りして変な格好やメイクを強制していないかきちんとチェックしてあげてください。